お菓子作りの中でも、難易度が低く初心者でも気軽に挑戦しやすいのがクッキー。
ボウルの中に次々と材料を混ぜて行くだけで出来る、手軽なものが多いのが特徴的でもあります。
特に型抜きクッキーは、季節に合わせて使用する型を変えるだけでテンションもアップ。
今回はプレーンとココアの2種類の型抜きクッキーのレシピをご紹介します。
サクホロ食感の秘訣もお教えしますよ
- サクホロ食感の秘訣が知りたい
- クッキーにはどんな種類があるか知りたい
クッキー作りの前に/クッキーの発祥を知ろう
クッキーの語源となっているのは、オランダ語で「小さなお菓子」を意味するクオキエが定説となっていますが、クッキーの元祖は7世紀のペルシア。
砂糖の使用がその地域で一般的になった直後に誕生したと言われています。
※ちなみにクッキーは北アメリカでの呼び方で、それ以外の英語圏ではビスケットという呼ばれ方をします。
主なクッキーの種類
- ドロップクッキー
- 型抜きクッキー
- ラングドシャ
- アイスボックスクッキー
- 絞り出しクッキー
etc
上から難易度が低めな順に並べてみました。
この中では、生地をスプーンですくって天板に落とすドロップクッキーが一番難易度が低く、絞り出しクッキーが難易度が高いです。(絞り出し時の生地の固さの調節が難しいため)
型抜きクッキーは、生地を休ませる工程を含むので作成に時間は掛かりますが、難易度はそこまで高くないです。
レシピ/型抜きクッキー(プレーン)
材料
バター | 100g |
粉糖 | 60g |
卵黄 | Mサイズ1個分 |
薄力粉 | 200g |
下準備
- バター・卵黄は常温に戻しておく。
- 薄力粉は2~3回ふるっておく。
作り方
- ボウルに常温に戻したバターを入れ、ゴムベラでクリーム状になるまで練り混ぜる。
- 1に粉糖を加え、ゴムベラでバターと混ぜ合わせる。
- 2に卵黄を加え、ムラがなくなるまで混ぜ合わせる。
- 薄力粉を2回に分けて加え、その都度粉気がなくなるまで混ぜる。
- 粉気がなくなったら、手でひとまとめにしてからめん棒で伸ばし厚さを均一にしてからラップに包み、冷蔵庫で一晩休ませる。
- 一晩休ませたクッキー生地を冷蔵庫から取り出すとともに、オーブンの予熱を開始する。(170度)
- 冷蔵庫から取り出したクッキー生地をめん棒で、3~5mm厚に伸ばして行く。(最初は生地が固く伸ばしにくいですが、ここでダレると型抜きがし辛くなります)
- 好みの型に抜いたら、170度に予熱したオーブンで12~15分焼成する。
- ケーキクーラーの上で冷まして完成。
※焼成温度・時間は各家庭のオーブンにより異なりますので、何度も作って最適な焼成温度と時間を見付けてみて下さい。
※ココアの場合は薄力粉の内10gをココアパウダー10gに置き換え、好みの量のチョコチップを加えます。(入れすぎると型抜きし辛くなるのでご注意ください)
このレシピのポイント
卵は全卵?卵白のみ?卵黄のみ?
全卵を入れるレシピも存在しますが、卵黄のみを使う方が焼成時に生地に色味が出て濃く焼き上がるので、私は卵黄のみを使用しています。
卵白だと色味が薄く、口に入れた時の食感は固めになります。
砂糖は粉糖を使用する
砂糖はグラニュー糖ではなく粉糖を使用します。
表面にザラつきがなくなめらかに、食感もサクホロに仕上がります。
バターと卵黄は必ず常温に戻す
バターが固いままだとクリーム状になりません。
電子レンジを使ってバターを柔らかくする時は、バターが溶けてしまわない様に注意します。
バターが溶けてしまうと、生地の繋がりが悪くなり型抜きが綺麗に出来なくなります。
またバターが溶けたまま使用すると、焼成時にバターの油分が浮いて来る事があります。
そうなると食感も油っぽくなってしまいます。
なので、バターは指で押してへこむ位の固さにしましょう。
バターは一度溶けると元に戻らない
バターは一度溶けると、冷蔵庫で冷やし固めても元に戻る事はありません。
夏場・冬場とでは温度の変化も違うもの。
バターの状態に気を配る事が、美味しいクッキーを作る秘訣です。
卵黄も常温に戻す
バターとしっかり馴染む様に、卵黄も常温に戻しておきます。
卵黄が冷たいままだと、せっかく常温に戻したバターが冷えてしまいます。
まとめ
以上が、美味しいサクホロな型抜きクッキーを作る秘訣になります。
クッキー型はシーンに合わせて、お好みの型をご利用下さい。
材料も少なく、しかもワンボウルで手軽に作れますので、気軽に挑戦して見て下さいね。