お家でお菓子作り・パン作りをする際に使用する、家庭用オーブン(以下、オーブン)。
オーブンはどの機種にも癖が存在します。
今回はその癖との付き合い方と、オーブンへの苦手意識を少しでも変える方法を私なりに考えたので、ご紹介します。
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オーブンの癖を知ってお菓子・パン作りを楽しみましょう
- オーブンを使って作るお菓子に苦手意識がある。
- 焼き菓子を焼いたら焼きムラが激しかった。
- オーブンの癖を知って、もっとお菓子作り・パン作りに活かしたい。
オーブンには癖がある事、ご存知ですか?
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オーブンには、機種によっての違いはもちろん、同じ機種でも癖があることをご存知ですか?
この癖がオーブンを使用するお菓子作りにおいては、かなり厄介な存在です。
オーブンの癖を知らずに焼成していると、思わぬ失敗や落とし穴にハマってしまう事になります……。
どんなオーブンにも癖がある事を知っておき、その癖と上手に向き合うことでお菓子作りやパン作りは、一層楽しくなります。
オーブンの癖を直すことはできないの?
残念ながら、オーブンの癖は直すことは出来ませんので、同じレシピでも設定温度を変えたりして何度も焼成してみて、自分のベストな焼成時間を見付ける必要があります。
癖を知ること癖と向き合うことで、成功率もグンっとアップすることは間違いなしですので、オーブンの癖は予め把握しておきましょう。
オーブンは一度購入したら長く使うものですから、早い目に癖を把握しておくのが良いと私は思います。
オーブンの癖を知る前に、見直しておきたいこと
オーブンの予熱していますか?
予熱とは書いて字の如く、オーブン庫内の温度を設定した温度まで高めて置くことです。
この予熱がきちんと出来ていないと、焼成不足の原因になります。
なので、オーブンの予熱は面倒臭がらずに行いましょう。
後述でも詳しくお話しますが、オーブンの予熱はかなり大事です。
レシピ通りの時間に焼成したのに焼き時間が足らない時は、オーブンの予熱が設定温度に達していない可能性が、考えられます。
オーブンの扉を開閉する時は素早く
家庭用のオーブンはちょっとした事で、オーブン庫内の温度が下がります。
余熱が完了し天板をオーブン内に入れる時など、素早く開閉することで温度が下がるのを防ぎます。
オーブンの扉を開けっ放しにしていないか、今一度確認して見て下さいね。
オーブン庫内を測る温度計を使う
オーブンの予熱が完了しても、オーブンが予熱の設定温度に達していないことがあります。
オーブンの機種によっては、例えば170度に予熱をしたのに、150度までしか達していないなんて事もあります。
オーブン庫内の温度を測れる庫内温度計を使って、一度ご自宅のオーブン庫内の温度を計って見ると良いでしょう。
オーブンの癖の種類を知る
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オーブンの主な癖は
- 場所によって焼きムラが激しい。
- レシピ通りの時間に焼成したのに、焼き時間が足らない
- レシピ通りの時間に焼成したのに、焼き色が付き過ぎてしまう。
などが挙げられます。
1つずつ順番に見ていきましょう
場所によって焼きムラが激しい
特にクッキーやマドレーヌ等の焼き菓子において、起こりやすいこの問題。
オーブンに入れる前に、生地の厚みや型に流した時の量が一定かどうかも確認します。
例えばクッキーの場合、厚みが違うと焼いた時に焼きムラになる原因に。
オーブンの火力の問題の可能性もあるので、焼成時間の半分を過ぎたところで天板の向きを入れ替えることで、解決する場合があります。
焼きムラが激しい=火や熱の当たり方が一定ではないという事なので、天板の向きを入れ替える事で火や熱の当たり方を一定にします。
レシピ通りの時間に焼成したのに、焼成時間が足らない
この問題は、オーブンを使って作るお菓子全般に起こりやすい問題です。
焼き時間が足らない場合は、オーブン自体の火力が弱い可能性があります。
予熱の設定温度を10度上げるなどして、予めオーブン庫内の温度を高めて置くと解決する場合があります。
レシピ通りの時間に焼成したのに、早く焼き色が付き過ぎてしまう
この場合は、逆にオーブンの火力が強すぎる可能性が考えられます。
焼き色が付いて来たなと思ったら、アルミホイルを被せるなどして対処します。
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大事なのはオーブンから目を離さない事と、焼きっ放しにしない事です。
オーブンの癖を完璧に知るまでは、目を離さない事を心がけて下さい。
まとめ
以上がオーブンとの、私なりの付き合い方になります。
この記事が、オーブンを使ったお菓子が上手く焼けない方の参考に、少しでもなれば幸いです。